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 ”肝臓によい生薬”の文献検索結果           
マムシ(Agkistrodon blomhoffil blomhoffil):
 (株)阪本漢法製薬では、マムシの薬効について研究を重ね、マムシに肝機能強化作用
のあることを見いだしました。
 ラットにエタノール(お酒の成分)を口からのませて経時的に血液中のエタノール濃度を
測定したところ、マムシエキスを予め飲ませておいたラット血液中のエタノール濃度は、
飲ませなかったラットに比べて早く低下しました。この結果から、「じゃあ、マムシエキス
を飲むと酔わないの?」と思われるかもしれませんが、更に研究した結果、マムシエキス
はエタノールの吸収を抑制しているのではなく、エタノールを分解する酸素活性をたかめ
ていることが判りました。お酒を飲むときにマムシエキスを飲んでおくと、アルコールは
吸収されて酔いますが、その後のアルコール代謝がたかまりますから二日酔い等の
防止になると考えられます。
 また、実験的に肝障害を引き起こしたラットでは、血液中のGOT、GPT活性が上昇
します(肝臓細胞が破壊されている)が、マムシエキスを飲ませたラットでは、その肝血
流量の増加作用や細胞膜の安定化作用により、GOT、GPT活性の上昇を抑えることも
明らかになりました。
 マムシは、古くから滋養強壮薬として飲まれてきましたが、解毒薬としても使われ
ていたことが古い文献に記載されています。そこで、マムシの肝臓に対する作用を研究
いたしますと、肝障害に対して予防・治療効果を持っていることが明らかになりました。
 また、アルコールを始めとする数種の化学物質の代謝を促進するなど肝機能の亢進
作用も確認されました。
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この結果は、阪本漢法製薬が日本生薬学会第43回年会(東京)で発表しています。
田七人参(Panax notoginseng):
 三七人参、三七、田七等とも呼ばれ、古くから「金不換」(金では買えないもの)といわれる
ほど、数多い生薬の中でも最高級の秘薬とされてきました。
 専ら止血薬として用いられてきましたが、真田らによって薬用人参との共通成分が単離
されてから研究も進み、“鎮痛・鎮静作用”“肝障害抑制作用”“血流増大作用”などが
報告されています。近年、肝障害抑制作用が注目され、二日酔や肝障害の予防に飲まれ
ています。
春ウコン(Curcuma aromatica):
 中国から渡来し、琉球特産の薬草として大々的に栽培された春ウコンは、古くから
利胆薬、健胃薬、通経薬として広く用いられてきました。近年、薬理学的研究から、
黄色い色素であるクルクミンや精油成分(フラボノイド、カンファー、アズノン、シネオール
など)にその薬効が認められ、肝臓の解毒機能促進、胆汁分泌促進、胆道結石除去、
利尿、強心、抗損瘍、血中コレステロール低下作用などが明らかにされています。
 肝炎、胆道炎、黄痘等に効果を発揮すると言われていますが、近年、慢性C型肝炎を
含む肝臓病に対する効能に期待が寄せられています。